テストラボ内でゴアグローブを着用した手のクローズアップ画像

化学物質による影響の低減

革新的なファブリクスソリューションを開発し製造するテクノロジーの企業として、ゴアは、製品に使われる化学物質が人も地球も傷つけてはいけないという責任を重く受け止めています。

フッ素素材の価値を活かしながらその環境負荷を低減

30 年以上前から、科学的にテストされ実証されてきた GORE-TEX 素材は着用者をドライに温かく保ち、より長時間屋外で過ごすことを可能にしました。GORE-TEX ファブリクスの中核は ePTFE と呼ばれる極薄のメンブレンであり、耐久防水性と防風性、透湿性を兼ね備えています。PTFE はフッ素ポリマーの一種です。

固有の特徴を持つフッ素ポリマーは、高機能製品を実現する上で非常に貴重な素材です。たとえば、フッ素ポリマーを使って製品の耐久性を高めると、製品寿命を延ばし環境負荷を低減できます。このフッ素ポリマーは、不活性で水に溶けず、極めて安定性が高く、生分解もされません。そのため、環境への影響に懸念のある PFC の元にはなりません。

ゴア ファブリクスの目標と、環境への影響に懸念のある PFC の削減に関するロードマップ

高い耐久性と機能性を維持しつつ、一般消費者向けファブリクス製品の環境フットプリントを最小限にするためのたゆまぬ努力の一環として、ゴア ファブリクスは自社製品のライフサイクルから環境への影響に懸念のある PFC の削減という目標を設定しました。

ゴア ファブリクスは、一般消費者向けファブリクス製品から環境への影響に懸念のある PFC を削減することを目指します。これは、ライフサイクル全体を通じて製品の環境フットプリントを継続的に改善していくという長期的な取り組みにおいて、重要なマイルストーンとなります。先進的、革新的プログラムを実施することにより、ゴアは、耐久撥水(DWR)加工とメンブレン製造工程からの環境への影響に懸念のあるPFC除去を 2 段階のイニシアティブとして取り組んでいます。

 

  • 2020 年までに一般消費者向けに出荷される最終製品の約 85% 相当分のラミネートから、環境への影響に懸念のある PFCを除去します。これには、ジャケット、靴、グローブ、アクセサリーが含まれます。

  • 2021 年から 2023 年の間に、エンドユーザーの求める性能要件を満たす製品の販売を続けつつ、残りの一般消費者向け最終製のラミネートからも環境への影響に懸念のある PFC を除去します。

“私たちは今後も高い技術性能とサステナビリティを最適な形で両立させたアウトドア製品を提供し続けます。一般消費者向けの全製品から環境への影響に懸念のある PFC を除去するという、大きな目標を立てたことにより、ゴア製品の環境に対する影響を継続して改善していくという長期的なコミットメントを明確に示しています。サプライヤーと共に、新しい DWR 加工とメンブレン素材の開発も含めた製品開発を積極的に進めて、目標達成を目指します。”

ロス・マクレーン
ロス・マクレーン

ゴア ファブリクス サステナビリティ リーダー

よくある質問

“サプライチェーンで働く人々と消費者、環境を守るため、化学物質を安全に責任をもって使用することは、ゴア製品の約束の最も重要な要素です。”

ロス・マクレーン
ロス・マクレーン

ゴア ファブリクス サステナビリティ リーダー

安全で適正な化学物質の使用を助ける認証

製品の最高の品質と安全性を確実にするため、私たちは 25 年以上にわたり独立認証を活用してきました。現在、国際的に認められ信頼できる2つの第三者機関の認証取得に取り組んでいます。
· サプライチェーン全体を対象とする「bluesign®」システム
· 最終製品のみを対象とする「OEKO-TEX® STANDARD 100」

OEKO-TEX®

International OEKO-TEX® Association は、有害物質について完成品のテキスタイル製品を検査し、着用しても安全であることを確認しています。OEKO-TEX® Standard 100 認証は、製品安全基準であり、すべての高機能ラミネート製品は試験を受けなければなりません。

1996年より GORE-TEX 製品の製造を担うゴア ファブリクス ディビジョンは、OEKO-TEX® Standard 100 認証を採用し、製品の着用安全性を確認しています。現在ゴアでは、2020 年までに GORE-TEX ガーメントおよびフットウェアの 100% が、OEKO-TEX® Standard 100 認証を取得できるように全力で取り組んでいます。

詳しくはこちら: www.oeko-tex.com

bluesign®

bluesign® 認証は、テキスタイル製造における企業のサステナビリティ管理への取り組みを査定する広く認められたツールです。bluesign® ロゴは、製品製造において、水、エネルギー、化学物質の適切な使用を含め、製品製造時に環境・健康および安全課題に対処していることを保証するものです。

有害な化学物質を排除し、安全作業慣行を実施するために製造業者と連携を進めることで、bluesign® は化学物質の曝露から作業者を保護するために役立ちます。bluesign® 認証の工場は、厳格な汚染コントロール基準にも適合しなければなりません。この認証の基本は、起点が追跡可能であり安全と認められた化学物質のみを使用していること、原材料が有害化学物質の排出ゼロ(ZDHC: Zero Discharge of Hazardous Chemicals)リストに記載されていないと確認できることです。

2010年にゴア ファブリクス ディビジョンの全製造拠点は監査に合格し、bluesign® システムのパートナーとなりました。それ以来、サプライチェーン全体に対してbluesign® システムの推進と導入を働きかけています。

bluesign® 認証は、GORE-TEX 製品が環境と働く人の安全に配慮し、責任をもって製造された ePTFE を使った製品であり、消費者はより高いレベルの安全を得られることを示しています。2019年3月以降、GORE-TEX ガーメントのラミネート製品の 85% が bluesign® 認証を取得済みであり、2022 年までにはフットウェアの 85%(数ベース)が bluesign® 認証を取得することを目指しています。

詳しくはこちら: www.bluesign.com

Gore-tex Newsletter